美しいサッカーを求めて -FCバルセロナ-

バルセロナの過去・現在・未来について

バルセロナのサッカー  -エルネストバルベルデについて-

ついでにこのことについても触れておきますか。

無能です。はい終わり。

 

 

とか書いたら流石には?ってなると思うんでちゃんと書くか。(クレの方は、は?って思わないと思うけど笑笑)

 

てことで3シーズン目を迎えたバルベルデ体制ですが、正直危ないというか、もうほぼ終わっていいと思ってます。

 

1シーズン目はかなり評価高かったと思いますね。ネイマールが居なくなってどうするのかなって思ったら、バルセロナの伝統4-4-3を見事にぶっ壊して4-4-2を採用して中盤にはパウリーニョなんていうなんともバルセロナスタイルに合わなそうな選手を置いて守備のタスクと攻撃のタスクでかなり活躍してくれましたね。

しかもしかも、後半での修正力が本当に素晴らしくて、1シーズン目からシーズンでの負けは1で優勝を決め、コパデルレイもとってあっさり2冠達成しちゃったんですよ!信じられないでしょ?

 

そんなだったんだけど、やっぱりバルセロナでは4-3-3を採用しろって怒られたんでしょうね。その後からは攻撃時4-3-3守備時は左のエストレーモが下がって守備のタスクまで補うという手法をとってきました。これがまぁなかなか大変なんですよ。

 

しかも、バルベルデはメッシ、スアレスに守備のタスクを一切負わなかったので中盤とラテラルのところのタスクが増えてしまい、左エストレーモにもかなり負担がきるということ、さらには前2人の特にスアレスの衰えもあって攻撃も守備もなんかうまくいかないなんてことが増え始めました。後半の修正力とやらもいつの間にかどこかに行ってしまってあてになるのは結局メッシかスアレスかみたいな感じで間延びした試合ばかりです。

 

それでも前2人が強烈なだけに次のシーズンもリーガは取れました。この年はCLでリバプールに散々にやられる年ではあるんですが、これは監督だけの問題ではないと思うのでそこまで詳しくは書きません。

 

 

特に気になってることは、カンテラーノの起用だったり、選手交代なんかのことですかね。後は前の記事でも載せたようにスアレスのことと、訳の分からない戦術とかですね。

 

選手獲得もよく分からなくて、なんでボアテングとったのかとか意味わからなかった。特に目立ったのは今年に入って最初の方に今述べた気になることが一度に起きましたね。まずはカンテラの移籍ですよね。まぁそのうち戻ってくるとは思うんですけど、アレニャがチームを去ったのはとても悲しかったですよね。リキプッチなんか相当いいプレーをBでもしてたり、トップチームで出てもかなりのポテンシャル発揮してたのに全く使われないですし。

 

そして衝撃だったのはこの前行われたエスパニョール戦ですよ。75分にデヨングが退場となって10人で戦わないといけなくなった。スコアのことも考慮して普通に考えれば、献身的なグリーズマンを残して、守備免除されてるスアレスかメッシを下げて4-4-1で守るのが得策ですが、なんとグリーズマンを下げて、4-3-2のシステムを組みました。

 

は?ってなるでしょ?相手はサイドバックまで入れて8人こちらは7人で守備しなければならない、必然的に数的有利が完成されていますよね。エスパニョールは最下位と言っても、きちんとした攻撃はできるチームですから結局ゴールを決められて、勝ち点2つ落としてマドリーと並んでしまったわけです。

 

これらから見えることは、バルベルデがなにを目指そうとしてるかが全くわからないということです。

 

とにかく試合が美しくない。面白くない。訳わからない。これに尽きると思います。

だからこそ批判されているんですよ。後ろでブロック作って守って、カウンター。とかじゃなくて、きちんとプレスに行ってボール取って中盤でビルドアップしつつ、縦パスとか細かいパスで相手を剥がして裏への動きだったり、スペース作ってあげたりとか、2列目からどんどん人がでてくるとか!もうこれなんですよ!

クライフが目指したトータルフットボールの原点に戻って今のバルベルデのサッカーを自分で見直して欲しい。

 

そしてCLでの二度の大敗戦から学んで、選手たちにどうやって試合への熱を入れるのかとか、使えない選手は使わないとかしていかないと、選手たちのモチベーションを損なうことにもなるし、また前回と同じ過ちを起こしうるかもしれない。今はメッシという大きな存在のおかげでいいけども、シーズン前半に見られたようなうまくいかない試合の時にどうするかっていうのは監督として考えていくべきことだと思うね。

 

例えば、前にも述べたように、守備免除の枚数を減らすこと、減らすことで中盤への影響を軽減させ、ボール奪取を中盤と前線でできるようにして、中盤制圧型に戻すこと。そうすればバルセロナの哲学を叩き込まれたカンテラーノが、輝けるようになる。

エスパニョール戦で見せたわけのわからない戦術はフロントの影響もあるのかもしれないがそこはチームの勝利を第一に考えた采配をすること。バルセロナの哲学を尊重したチームづくりと選手獲得そして、試合運びをすること。

 

今シーズンもほぼメッシと若干スアレスのおかげでCL予選は負けなしですし、何故かリーガでは首位キープということでフロントからは全くバルベルデの解任についての話は上がってこないですけど。正直この2シーズン全く変わらなかったことを踏まえると上に書いたことができる監督を探してくる必要があるね。

 

とにかく僕たちはバルセロナの哲学をもう一度見たい!そういう思いとビッグイヤーカンプノウに持ち帰って欲しいという、そういう思いなんですよ!